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車を下りたら、イキナリ力強く手を引かれ、自室まで引っ張られた
紫「ちょっ!なんだよ!おい!」
暁「黙れ」
―――――――ボス
自室まで引っ張られた後、ベットに投げられた。
紫「いっ……っぅ……んだよ!!」
暁「お前…ふざけんなよ」
すごく怒った様子で俺に言った。一瞬…いや、一ノ瀬暁が俺をジッと見てる今、背筋が凍り付いたように固まってる。
紫「…な…にが…」
暁「なに…拉致られてんだよ、馬鹿か?」
紫「なっ!拉致られたのは半分お前のせいだろぅがっ!」
暁「俺が遅かったからか?でもな、お前が一番悪ぃんだよ」
むきになった俺を上から押し潰すように、言葉を発した。
暁「なんで、周りに気を配らない?気配はわかるだろ?何か違うことをしていたとはいえ、被害に合うことは少なからずわかっていたはずだ。なのに、何故注意しない」
知ってる……。
気が緩んでいたのは確かだ。
だけど……
紫「…お前が早く来ていたらこんな事にはならなかっただろぅが!!」
暁「うん。ごめんな」
…………………………!!!!!!!!!!びっくりした……。
こいつが謝った……。
暁「怖かったよな…」
紫「……は?」
一ノ瀬暁は、赤くなった俺の手首を撫でた後、俺の頬を撫でた。
怖かった……?
俺が……?
紫「……なに…言って…」
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