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俺らしくない……か……。
紫「…新が……あいつだった」
哲「あいつ…あ、お前が前に…」
紫「うん。たった一人、ハッキング出来なかった奴」
吋「…それが新君だったんだ…で?それが?」
紫「…あかっ……一ノ瀬暁はその情報を持っている。俺はあいつは死んだと思ってた。多分、他の奴らも死んだと思っている。
だけど、あいつはその情報を手に入れてたんだ」
吋「…そんな保証は無いだろ?お前を引き付けるための嘘だという可能性も……」
そう。それは俺も思った。
嘘をついていると言うことも考えた…。でも…。
暁は俺より腕は上だ。
それに情報を探っているのなら、嘘は付けない。
嘘をついたら、もしもの時の保証がなくなる。
紫「一ノ瀬暁は俺より腕が良い。俺は一ノ瀬暁の情報を調べきれなかった。一ノ瀬暁は俺の情報を調べた。それと、新の情報も調べた。それ全部を入手しているんだ」
哲「お前より…上なのか…」
哲さんは驚いたように声を出した。吋哉さんも驚いたみたいで目を見開いている。
和苑は黒いオーラを漂わせている
吋「じゃ、じゃあ…交換条件みたいな感じで?」
紫「うん」
哲「…………一度…話してみた方がいいみたいだな…」
この三人が何を思ってこんなに黒いオーラを出しているのかは、俺は知らない。
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