異世界到着!◯◯系主人公!?

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こっちの世界でも動物に好かれるのは変わらないみたいだ、などと考えながら服を着る。 「これからどうしよう」 仲間ができてすぐなのにこれはどうかと思ったが、やはり街がどこだかわからない。 「街がどこだか知ってるか?」 と、ユニコーンに聞いたが、 「ブルブル」 と一鳴きして、首を左右に振った。 だよなぁ。 ユニコーンって珍しそうだもん。 街に行ったって捕まっちまうだけだろうし。 俺はユニコーンの背には乗らず、一人と一頭で当てもなく歩いていると、遠くから、 ドオォォォン という音と地響きが聞こえ、続いて グギャアァァ! という何かの鳴き声らしきものがきこえた。 俺とユニコーンは数秒顔を見合わせると、俺はユニコーンの背に乗り、直後ユニコーンは音の方へと走り出した。 流石はユニコーン、めちゃくちゃ早ぇ。 油断してると振り落とされちまいそうだ。 そうして、若干の危機を感じながらの数十秒後、現場に辿り着いた俺は再び驚き、思わずこう口に出してしまった。 「……流石異世界」
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