異世界到着!◯◯系主人公!?

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「さて、すまなかったな」 まずはドラゴンを落ち着かせる為に、声をかけながらドラゴンの方へと歩く。 「あの男も知らなかったんだ。まさか近くでお前の子供が生まれそうになっているなんて」 「!!」 ドラゴンは驚いたような素振りを見せたが、まだ警戒を解いてはくれない。 「あの男にも、近くの街の人間にも、このあたりには近づかないよう言っておく。だから今日の所は許してくれないか?」 「グルゥ……」 ドラゴンは少し戸惑った様子だったが、一度頷くとその場を離れていった。 ふぅ、何とかなったか。 さて、アイツらを迎えに行きますかね。 ユニコーンとオッサンの所へ向かうと、 ユニコーンは大人しく座っていたが、オッサンは落ち着かない様子でウロウロしていた。 「何やってんだよ、オッサン。かなり怪しいぞ?」 「! お前、無事だったのか!?」 「ああ、任せろっつったろ?それより、これからはあの付近には近づくなよ?あのドラゴンの子供が孵りそうなんだ。だからあのドラゴンも襲ってきた」 「そうだったのか……」 「この事を近くの街の住人にも伝えて欲しい。できるか?」 「わかった。任せろ」 オッサンの返事も聞けたので、これで一件落着だな。
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