食材探しの旅。ついに国外進出。

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その頃、王国城下町の某所にて 「……おにいちゃん、おなかすいた……」 「ごめんな……。昨日のパンで最後だったんだ」 「うぅ……。じゃあがまんする。わがままいってごめんね、おにいちゃん」 (くそっ!やっぱり子供じゃ何もできないのか?妹1人すらも守れないのか!?……いざとなったら、どこかから盗んででもっ……!) ゴチン! 「ーーーーーっ!!」 「だ、だいじょうぶ、おにいちゃん!?たんこぶできてない!?」 「あ、ああ、痛いだけだから大丈夫だよ。それにしても、何が降ってきたんだ?」 「あ!おにいちゃん!これおかねだよ!ほら!」 「ほ、本当だ!……けどいいのかな。誰のかわからないし……」 「きっとかみさまからのおくりものだよ!うえからふってきたし」 「そうなのかな……?まあいいか。とりあえず神様にありがとうございます、って言わなきゃな」 「うん!せーの、」 「「ありがとうございます!」」 「よし、まずは食べ物を買いに行こうか!」 「やったぁ!」
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