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「た、高比良君に救助されるシチュエーションって素敵だよね」
「そうだね! 高比良さんが柴門さんを助けて恋愛感情にまでもつれ込むアクロバティックホモ!」
藤澤先輩と三宮先輩は偶に会話が噛み合わないのに仲がいいです。
奇妙な友情を感じるよ。なんてジョ○ョの第一部に登場するジョナサンさんみたいに心で呟かせていただきました。
コスプレするなら三宮先輩が吸血鬼の方だと思います。
……いけません!
ラノベでは既存の作品に登場するものをネタにするのは邪道。
琥珀は過ちを犯してしまいました。
さて、どうすればいいのでしょうか?
ラフティングは行きたいですけれど藤澤先輩が心配です。
高比良さんが河で遊泳している可能性なんて超低確率ですし。
「ま、まいこねえさん」
「琥珀ちゃんも行きたいわよねラフティング! 激流に身を任せて激しいプレイをしましょう?」
「う、うん」
琥珀は舞子姉さんの言葉に点頭しました。
…………って点頭してどうするんですか!?
会長さんが流れに呑まれて溺れたら、戌亥先生に合わす顔がありません。
大好きな先生に怒られたら不登校になって、これからの人生は死ぬまでニートまっしぐらでしょう。
お願いです姉さん。琥珀を引きこもりにしないでください!
「そうよね琥珀ちゃん。ホテルで引きこもるよりラフティングで興奮したほうが昂っちゃうわよね!」
琥珀の表情を見て言いたいことを解読できる従姉さん。
今日はエキ○イト翻訳よりも酷い訳をしてくれますね。
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