第3章

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「それは…」 俺は無理やり言わなければいけない立場に立たされた。 ‐本当に酷いな。コイツは…‐ 「じゃあ、お風呂にでも入ってゆっくり考えてれば? まあ言わないとご飯一生あげないけど。」 トモエはそう言うと、してやったり。みたあな顔でにやけた。 しかし俺には、そんな言葉より、もっと嫌な事があった。 なので俺は。 「と、トモエ様…。 ご飯、ご飯を下さい…。」 トモエはビックリした様子で、 「言うのかよ! あんだけ拒否ってたクセに。」     俺はあることを言うことにした。 「いや、実は俺…。」 「うん?なに?」 ‐……‐ 俺は唾を飲んで、 「俺、風呂が大嫌いなんだよ。」
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