第三話《変貌ノ鬼》

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茉奈VS右肩フラグメント》 茉「ち!!」 護身用に持ち歩いているナイフを抜き構えながらフラグメントを睨み付ける茉奈。 右フ「キャハハ!!私をそんなナイフ一本でヤるつもりぃ!?」 挑発するフラグメント。 それに対し、 茉「うるさい。吠えるな、鼓膜が痛い。(突進して、両腕で殴ってくるのか。)」 本当に煩そうに言う茉奈。しかし、頭ではアビリティを使い読み取ったフラグメントの動作に対するシュミレーションを行っていた。 右フ「ッ!!言ったわねェ!!」 案の定、叫び突進してくるフラグメント。 それをなんなく避けて、茉奈はナイフを一閃。 フラグメントの顔面を斬りつける。 右フ「ァァア!私の美しき顔がァ!!」 茉「うるさいッ!!(叫び声で私が怯んだら尻尾で吹き飛ばす気か。)」 叫ぶフラグメントの尾を踏みつけ、また、一閃。 右フ「キィヤァァァ!!(わ、私の考えが読まれて…!!)ア、ア、アァァア!」 尾を切り落とされ益々甲高い声で叫び、なりふり構わず、顔をあげ、茉奈に食い憑こうとするフラグメント。 しかし、その首を 茉「…」(ザシュ) 無言で切り落とす茉奈。 右フ「ギ…」 ザァア…と、いつものフラグメント消滅と異なり灰のようになり消えていくフラグメント。 そこから 茉「お。あったあった。」 記憶の欠片を取り、手に乗せる茉奈。 茉「おっと。これ、私のじゃん。」 いっそう強く輝いた欠片は、茉奈の胸に吸い込まれるように消えた。
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