第三話《変貌ノ鬼》

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千夜子VS左肩フラグメント》 左フ「ヒッヒッヒ。我の相手はお嬢ちゃんか。では、いくぞ。」 言いながらも凄まじい速度で千夜子に迫るフラグメント。 それを千夜子は 千「えい。」(ふわり) 自身にアビリティを使用し、宙に浮き上がり回避した。 左フ「おお、不思議な力を使いおって。」 しかし、言いながらも不敵な笑みを崩さないフラグメント。 そして 左フ「ゴガァ!!」 炎の塊を吐きつけた。 千「ッ!!」 咄嗟に回避し難を逃れるが 左フ「グオ!ガァ!!ダア!!」 締まらない叫び声ではあるが強烈な炎弾を吐き続けるフラグメント。 しかし、 千「ふっ!!」 千夜子が手をかざすと、宙に浮いた状態で炎弾が停止した。 左フ「!?」 驚愕に目を見開くフラグメントに、 千「自分の炎で焼かれなさい!」 炎弾を浮かしていた力を解除する。 当然、慣性などから切り離されて浮いていた炎弾は、ひとつ残らず、 左フ「ギャアアア!!」 放った本人へと戻っていった。 グズリ…と、泥のように崩れ、消えるフラグメントの残骸から、 千「よっ…と。」 欠片を回収した千夜子。 千「んー。この欠片は私のですね」 輝きを増した欠片は千夜子の元に戻っていった。
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