プロローグ

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「やり方を変えねばならぬ」 「来るべき破滅を阻止するために」 「だが、力でやり方を変えさせるのは正しいことなのか」  その問いに彼らの良心が立ち止まる。 「もうわしは疲れた。金の力に流されていくすべてに疲れた。それに、わしはもう老い先短い。だからこそ死ぬ前にスッキリしていきたいんじゃ」 「だがあなたには」 「うるさい!! わしは一人でもやる!」 「私もやります」  結局、彼らは選択した。
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