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そんなルシと人間との悲しき争いの間をくぐり抜けながら、ヒエロの中心部に向かっていく二人。
ガトー「うっひょー…バカな野郎共だぜまったくよ。こんな戦争、何の意味もねぇっつーのに」
オルガン「ガトー…といったか?お前さっき逃げてきたと言ったな。この戦争から」
走りながら戦争の話をし、時々来る者たちを避けながら進む。
ガトー「あぁそん通りだ。」
オルガン「まさか…人間側の兵士か?」
ガトー「へっ…違うよ。俺はこのヒエロを……いや、今は言わねーでおくぜ。ただ少し訳があって中心部に用があったんだよ」
男、ガトーはそう言って、砂場を翔んだ。
オルガンもリードするように戦場を駆け抜ける。
ガトー「じゃあねぇちゃん、あんたはなんで中心部に行きてぇんだ?さっき時間がどうとかって…」
その質問をぶつけると、オルガンは一旦下を向きそのまま止まってしまった。
合わせてガトーも止まる。
オルガン「俺は…」
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