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?「よし、行くか」
昼間にしては暗い都市の北部で、女は立ち上がった。
身体には露出の多そうな服を纏っており、髪の毛は銀色で少し長い。
そして背中に一本の宝剣を携えている。
女は近くにいる一匹のヒヨコを手のひらに乗せ声を掛ける。
?「いつか俺とお前でこの世界を走り回ろうぜ。そのためにも俺、頑張るからな」
ヒヨコはチョコボと呼ばれる黄色い鳥のヒナのようだ。
そしてその雛チョコボを地面に置くと、雛チョコボは奥の家に入っていった。
女はそれを見届けると、都市を縦横無尽に駆け始めた。
どうやら女は雄々しく、自分の事を「俺」と言ったり、「~だぜ」と言ったりするらしい。
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