第一章 別れとは

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女が息を少し切らして、 都市をあと少しで抜けるという時だった。 なんと、都市を出るための門の前に、ルシの紋章を肩につけた黒服の戦士たちが三名ほど見張っているではないか。 横には、この都市の者の死体もいくつかある。 無論、彼等にやられたのだろう。 そのような事があっても、女は隠れなどしない。 なんとその三名の前に行き、立ち止まったのだ。 ルシ「貴様…人間か!!何者だ!!」 奇声と共に、ルシ側の者たちが武器を構えた。 見るからにマシンガン系統の銃と見える。 ?「俺か?……俺はな」 そう言って、背中から剣を片手で抜いた。 ?「白銀の剣士だ」
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