第一章 別れとは

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?「なら俺も…連れてってくれ!」 真剣な表情とは裏腹に、何を言っているのかわからない。 わかるのはまともな事は言ってないということ。 オルガン「何を言ってる!俺はお前を守りながら戦う義務は無い!」 オジサン「実は俺も…あそこから逃げてきたんだ。俺、一般人の素人だから弱ぇけど、自分の身は自分で守るから、なぁ頼むよ!!」 ついには、「この通りだ」なんて土下座を始めてしまった。 目の前で人が死ぬ戦争が行われているのに、さらに目の前には土下座をするオジサン。 結局虚しくなり連れていく事にしたらしい。 オジサン「本当か!?よっしゃあ!!ねぇちゃんがいれば百人力そうだ。よし行こう。俺もあそこに用事があるからな。俺はガトー、ガトー・バントバンだ。よろしくな」 オルガン「はぁ…仕方ないか。いいか、あそこまでだぞ。ヒエロの中心部に行くまでだからな。俺はオルガン・ウルフホワイト。よろしく」 そう言って、二人はこの無謀で無益な戦いヒエロの中心部に向かっていった。
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