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「いやああっ!! 拓真君っ!!!!」
あたしは顔を手で覆い隠す。
そ、そんな。
……拓真君が魚に食べられちゃった。
あたしはショックでしばらく動くことが出来ない。
「……ま……」
ん?
「……霧…島……」
これは幻聴?
拓真君の声がする。
拓真君はもういないのに。
「おいっ……霧島っ!」
まただ。
しかも先程よりもはっきりしている。
――って、えっ?
これって幻聴じゃないよね!?
どう言うこと?
あたしは顔を覆っていた手をはずした。
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