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いつものように彼女を迎えに行こうと足取り軽く家を出た瞬間、俺は驚き、足を止める。
目の前にはいつもはまだ寝ているはずの香奈美が少し怖い顔で立っていた。
｢お…はよう｣
驚き固まる俺に香奈美がやっと口を開き、ぎこちない挨拶をする。
｢あ、うん｣
香奈美の様子に戸惑い、動揺する俺も明らかにぎこちない。
そしてまた沈黙。
朝から重たい空気が漂いだし、なぜかなぜか向き合いあったまま立ち尽くしてしまう。
いくら考えてもなぜ香奈美がこんな早くに起きて、まるで俺を待つみたいにいるのかが分からなかった。
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