告白

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 いつも二人で歩いていた道を一人で歩くのはやっぱり寂しくて感じてしまう。   ほんの数週間前までは当たり前のように一人で歩いていたはずの道なのにね。  あんなに楽しみにしていたのに気持ちは一気に下がり、同時に足取りも重くなる。  何より気になるのがさっきの青葉からのメール―――あまりに素っ気ない文にすごく悲しくなってしまった。  ヤバイな………知らないうちにどんどん青葉色に染まっていっている自分に気づかされてしまった。  重い気持ちのまま学校に着くといつもならまだないはずの香奈美の靴に違和感を覚えた。  思わず首をかしげながら靴を履き替え教室に向けて足を進める。 「ほら!急がなきゃ…」  背後から香奈美の元気な声が聞こえてきて、朝練だったのかと思いつつ振り返った瞬間、私は目を疑ってしまう。  だって香奈美の後ろには今朝、短いメールだけ送ってきた青葉が笑っていたから。 .
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