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俺の頭には"彼女に会いたい"ということしかなかった。
ただひたすら走り続けた。
会いたいという気持ちが強いせいかいつもより遠く感じる彼女の家。
休むことなく彼女の家の前まで行くと急に気持ちにブレーキがかかる。
本当は勢いでインターホンを押して彼女に会いたい。
でもおばあちゃんがビックリするからと彼女に言われていて今まで押したことすらない俺。
会いたい気持ちから焦りと苛立ちを覚え、でもどうしても彼女の言葉が俺にブレーキをかける。
仕方なく家の前でもう一度、彼女の携帯にかけてみることにした。
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