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トイレを出た私は当たり前だが真っ直ぐに教室へと向かった。
なんとか幾分かは気持ちも落ち着き、涙も止まっている。
でも今から香奈美と顔を合わせることを考えるとやっぱり気が重い。
最初になんて話しかけよう……
どんな顔をすればいいんだろう……
色んなことが頭を駆け巡り、自分を追い詰めてしまう。
人を好きになり必ず気持ちが通じないのは仕方がないこと。
でも私は香奈美も青葉のことを好きだと知りながらも自分の気持ちを抑えることができず青葉と付き合い。
そして知らないフリをして香奈美のことを応援するフリをしていた。
最悪だと自分でも分かっている。
本当は香奈美を慰める様なことをしてはいけないって分かっている。
---すべて私が悪いんだから。
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