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一瞬、青葉の言葉にホッとするが、すぐに考え直す。
すべてを青葉に任せ、自分だけ逃げるようなことをしてはいけないって、逃げちゃいけないって思った。
私を残し香奈美の方に行こうとする青葉の腕を掴む。
「待って！私も一緒に行って香奈美と話す」
少し迷いを見せたがすぐに青葉も頷き、二人で香奈美の居る教室へと急ぐ。
でも教室に行っても香奈美の姿はない。
ちょうど教室に居た津山さんに聞いてみたが、教室には戻ってきてはいないみたいだった。
焦る気持ちを必死に抑え、私たちは香奈美を探すが、なかなか見つからない。
次第に焦りが募りだし、二人とも会話もなく重い空気の中、探し続けた。
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