10人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日から香奈美はまた俺を避けるようになった。
でもそれは自業自得で俺は何も言えない。
彼女も香奈美も俺にとっては大切な存在で、でもやっぱり無意識のうちに俺は彼女の方に肩入れしてしまっている。
理想を言えば彼女と寄りを戻し、香奈美とは今まで通り幼馴染に戻りたい。
でもそんな都合のいいように行くわけないし、そんなこと夢物語だって分かっている。
彼女が悩んだとおり俺も今、誰もが傷つかない方法を闇雲に探していた。
でもそんな方法なんて見つかるわけもなく彼女が出した決断の意味を知る。
それでも俺は諦められなくて……
諦めたくなくて……
必死にもがき悩み答えを導こうとした。
.
最初のコメントを投稿しよう!