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しばらく窓から離れることができず、2人を想いずっと泣いてしまった。
これが最後じゃないって分かっていても、やっぱり別れは辛い。
でもいつまでもズルズルとその気持ちを引きずっているわけにはいかない。
電車を乗り継ぎ、少しずつ離れていくごとに気持ちは落ち着いてきた。
駅にはお父さんと、そして新しいお母さんになる人が待っていた。
お父さんよりも6歳年下で、しかもバツイチ。
聞かされていなかったが、すでにお腹の中に弟か妹がいた。
さすがに最初は慣れない環境や生活に戸惑った。
その度におばあちゃんや2人の事を思い出し"帰りたい"って思い泣いてしまったりもした。
それでも青葉との約束を胸に何とか頑張ることが出来た。
何より歳の離れた妹がすごく可愛くて、そのおかげで私は新しいお母さんとも仲良くすることが出来るようになった。
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