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『さあ今3時半だから、叔父さんが来るまで2時間半ある。
それまでに二人を帰らそう』
誰とは無しに、心の中で呟きながら香に変身すべく鬘(かつら)をセットして、薄化粧を施す。
「あぁ、いい風呂だったぁ……」
バスタオルを巻いた二人が浴室から出てきた。
「あっ、香さんこんにちは!」
真由美が挨拶した。
亜紀も、ちょこんと挨拶をして、
「ねぇ、誰よ」と、
真由美を肘でついた。
「紹介します。友達の亜紀です」
真由美が香にウインクしてそう言った。
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