2人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前今までどこにいたんだ?まさかあれからずっと一人だったのか?」
何を言われたのか良く分からなかったから、ただ御主人様を見つめる事しか出来ませんでした。
「くぅ~ん?」
「って言っても分からないよな~リーザなら分かるかもしれないけど…ん?」
僕の首に手を回して、不思議そうに首を見ていました。
「…これは首輪…っとなると、今は別の主人がいるんだな?」
また僕をワシャワシャと撫で回すと、一回頷いてから立ち上がりました。
「うし!今の主人が探してるかもしれないしな、行くぞ茶太郎」
「わん!」
良く分からなかったけど、力強い笑みで僕の名前を呼んで歩き出したので、返事をしてついていきました。
最初のコメントを投稿しよう!