少女の正体

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「前田さん。 そう言う話は終わりにして早く独房に行きましょう」 「そうだな。早く行こう。 でも何故か緊張するな。 人間以外と闘うなんて初めての経験だからな」 「誰でも同じよ。あたしだって胸がドキドキしてるわ」 「そうだよ。 僕だって胸がドキドキって言うか、ワクワクしてるよ。 麻酔銃を発射出来るって思っただけで、嬉しくってステップ踏みたくなってくるよ」 「香さん。こんな馬鹿は放っといて先に行こう」 前田は、そう言いながらスタスタと先頭を歩いた。
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