噴射器

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小林豊は噴射器の圧力を最大にした。 「よし。化け物の正体を見極めてやるぞ」 小林豊はそう言いながら噴射器を鉄格子の隙間に入れた。 そして左右の壁紙に向けて灯油を噴射した。 「小林。俺に噴射器を貸してくれ」 前田は渋っている小林から噴射器を受け取る。 「化け物め! ジエンドだ」 前田は、そう言いながら噴射器を円を描くように大きく回した。
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