真実

3/3
前へ
/24ページ
次へ
『お母さん、離して!らくらと離ればなれやだ~!』 『かはる~!』 「・・・あなたたちが3歳の時に、月城さん家にかはるちゃんを渡したの。」 「なんで?」 「女の子のかはるちゃんを育てることが出来なかったからよ。」 「どういうことだ?」 「兄の貴方にしか愛情を注いでなかったからよ。」 「・・・そんなのふざけてるだろ。」 「分かってるわ。」 「だったら、俺が、注がれなかった愛情を、注いでやる。」 「らくら・・・。」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加