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『お母さん、離して!らくらと離ればなれやだ~!』
『かはる~!』
「・・・あなたたちが3歳の時に、月城さん家にかはるちゃんを渡したの。」
「なんで?」
「女の子のかはるちゃんを育てることが出来なかったからよ。」
「どういうことだ?」
「兄の貴方にしか愛情を注いでなかったからよ。」
「・・・そんなのふざけてるだろ。」
「分かってるわ。」
「だったら、俺が、注がれなかった愛情を、注いでやる。」
「らくら・・・。」
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