★行け!メンズ★~俺の笑顔は万年、君のもの。~

3/9
前へ
/9ページ
次へ
「じゃあ君。さっそくだけど、名前聞いても良いかい?」 「何でだよ。いきなり言う訳ねーじゃん」 「・・・。じ、じゃあ、年はいくつ?こ、高校生かな?」 「じゃあ小学生に見えんのかよ」 「・・・。え、えーと…じゃあ、えーと」 礼央は やれやれとした顔で、透は笑いを堪える顔で、ソファーに座って見ていた。 「そっ、そうだ!初めは少ないが、もちろん報酬は出すよ。どうだい?バイト変わりに、雑誌に載ってみないかい?」 「それはいらないし」 ゆっくり そう言う優に、スタッフは皆ぽかんとした。 『お金をやる』と言って、『いらない』と言う高校生など見た事がない。とでもいう様だ。 透が、嫌な予感…という顔をして優を見る。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加