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「先生様のご登場だ。お前等席付けよ。」
入ってきた人はこのクラスの担任。『速須田智呑』(ハヤスダ トシノ)先生。色素の薄い黒髪で男前と有名。生徒からも結構人気がある。
「…ん?お前等もしかしてこの教室でやったのか?」
先生の目が光る。それを見た生徒達はすこしビビったらしく下を向く生徒がちらほら。
「ここで“血”は吸うなって言ってあるだろ。」
先生はそんな事言ってるが、多分…いや、絶対それは無理な話。ここは、この学園はそういった学園なのだから。
そうーーー
「全くよぉ…ちょっとは我慢する事も覚えねえと大人として認められねえぞ?
それがお前等、 “ヴァンパイア”
の一つの仕事だーー…」
この学園はヴァンパイアしか居ないのだから…。
つまりは、この残ってる血の匂い…吸血行為をしてたんだ。
不愉快だ……
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