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「フフフ……勝負ありですわね」
「ま、まだ……まだ負けてないよ！」
身体中を縛られながら、私は敢えて強気な言葉を返した。
それにしても……なんで亀甲縛りみたいにしてるのー！
うぅ……やだ、恥ずかしいよ……。
「あらあら、どうやら必死で恥ずかしさに耐えているようでございますわね」
「そ、そんなことないわよ！」
「知ってます？ この戦いは肉体ダメージだけでなく、精神ダメージでも服は消えますのよ？ あなたのその姿が、羞恥に耐えていることを表していますわ」
「……え？」
アヤカの言葉に、私は自分の状況を確認する。
そして――
「い、いやああああああ！」
絶叫した。
体操服とブルマーは所々消失し、肌や下着が見えてしまっていたのだ。
「やだ！ みないでええ！」
「ああ、可哀想なアスミ！ この敗北を無駄にせず次回に繋げるためにも、しっかり記録を残しておかなくては！」
「ちょ……バカ！ 撮るなあああああ！」
私のあられもない姿をビデオに収めるパパ。うぅ……身体が自由ならぶん殴ってやったのに……
「あら、ブルマーは殆ど消えてしまいましたわね。ふふ、可愛らしい。今日はシマシマ模様の下着ですの？」
「やだぁ……言わないで……」
アヤカの言葉の一つ一つが、私に突き刺さる。
紅潮し、熱くなった体を冷やす術すら、私には無かった。
「あら、何を恥ずかしがっていますの？ せっかくの可愛らしい下着ですもの。もっと良く見て頂きませんとね。オホホホホ！」
「え、ちょ……や、いやあああ！」
私に絡みついた糸が、まるで生きているようにうねうねと這い回る。
そして私の太ももの辺りを探り当てると、まるで撫で回すように刺激し始めたのだ。
「はうぅっ！ や、やだ、やだやだ！ やめてぇぇ……」
「あらあら、楽しそうなのに良く見えませんわね。足を開いてあげますわ」
アヤカの言葉に、私は戦慄した。
この状態で足を開くって……それって……
「いや、いやああああああ！ 許してええ！」
力を込めて閉じているはずの足が、糸によって段々とこじ開けられていく。
やだ……こんな恥ずかしいのやだ……やだよ……。
いくら抵抗しても、私の力ではどうすることもできない。
やがて私の足は、まるでＭ字開脚のように、はしたなく開かれてしまった。
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