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「あっは!おっもしろい顔ー。」
げらげらと腹を抱えて笑われた。なんという屈辱。いやそうでもないけど。
ていうかこういう風に笑ったらやっぱり年相応っていうか高校生なんだなぁって思うよね。
じゃなくて。
「ええと…じゃあ、あー…お話終わったんなら、そろそろいいでしょうか?」
俺は腹が減っているのだよ。こんな口利くのは戸惑われるけど、誰しも空腹には耐えられないのだよ。徹にはメールでもして場所を移動せねば。
あ、ついでにご飯食べたら一回寮に戻って美幸さん出しとこうかなー。放課後だすっていったばっかりだけど…今日は時間ありそうだし…。
別に今日約束したわけじゃないしいいよね?
「ええー?まぁまぁそういわずにー。一緒にご飯たーべよー?」
かさりという音に会計様の手元を見てみれば購買の袋が。ええ、食堂に行かないんです…?
そんな俺の気持ちが顔に出ていたのかまた楽しそうに笑われた。解せぬ。
「だあって!姫喜たちといると飽きないけどー、たまに面倒になっちゃうんだよねー?ほら、あの口説き大会?みいんな同じこというんだもん!たまには違う笑い取り入れて、リフレッシュ?みたいなー」
いや、みたいなー?といわれましても。
確かにここは人の入りが少ないけど、絶対ではないと思う。万が一、万が一だ。親衛隊に見られたら?その親衛隊が会計様のところだったら?
そう!答えは簡単!
こ ろ さ れ る!
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