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~主人公が落ち着くまでしばらくお待ちください~
「落ち着いたかァ?」
「アァ…」
本当はまだびびってるけども…
てか今の状況がまだ把握出来てないんだが…
「ビックリしたぜェ…いきなり頭ン上をなんかが通過したと思ったらお前が俺の墓ン前に倒れてたんだからよォ。」
どうやら俺はファウナーに何かで殴り飛ばされてここに飛んできたようだ。
「墓…ってことはゾンビ!?」
「違うけど違わねえなァ。俺はリビングデッドだァ。」
一緒のような…気が…
「まあ、いいやァ。お前名前はァ?」
はてさて困った。ここは素直に名乗るべきか?一応異世界な訳だし精神年齢を十四歳くらいに下げるか?それともふざけるか?
「俺は…ポンポン・ソポンポーン。」キリッ
おもっくそふざけた。
「ポンポン・ソポンポーンかァ。変な名前だなァ。」
アレ!?信じちゃったよこの娘!?
「今のは冗談!!本当は…ニャホニャホ・タマクローだ。」キリッ
確認のためにもう一度ふざけてみよう。そう確認のために。大事な事なので二回言いました。
「お前ニャホニャホ・タマクローってんのかァ!!あの有名なタマクロー家の子孫なのかァ!?」
信じたよ!?ってあんのかいタマクロー家!!
「ウソウソ!!本当は一宮一人!!」
「一宮一人ォ?つまんねえ名前だなァ。特に一宮ってところがよォ。」
拝啓俺の両親へ。
我が家の家名はこっちではつまらないそうです。
…泣いていい?
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