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こうして俺はリビングデッドの美少女ことリビルと暫し話をし合った。
それを通して解ったことはこの世界がどんなものかということ。
この世界は魔法はあるが才能によって使える人間と使えない人間がいる。所謂ドラ○エの戦士や魔法使い、僧侶のような感じのジョブが存在する。
しかしその全員が等しく魔力を宿しているためテンプレ的魔盲は存在しない。
端的に言えばブレイク○レイドの世界にド○クエのジョブを無理矢理ねじ込んだ世界だ。
ちなみにこの世界の魔法は魔導書を媒体とするため全属性が使える人間がいても可笑しくないらしい。
「なァ…カズトは人間だよなァ?
何で世界のことが解らないんだァ?」
「え?あ…その…」
しまった…この展開は予想はしてたけどどう答えるのかまで考えてなかった…やっぱり無難に記憶喪失でいくか。
「ソノ…俺サ…記憶喪失ミタイナンダ…」
不味い…嘘をつくこと対しての罪悪感が勝って片言になってしまった…
流石にバレるよな…
「ガズドォ…おばえぐろうじだんだなァ~」
しかしどうした!?目の前のリビングデッド少女は目から大粒の涙を流して俺の両手を強く握ってブンブン振り回すではないか!?
あんな片言信じるか!?
でもその点語尾は変わらないのは仕様か?
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