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リビルとこれからの旅についてあれやこれやと話し合うこと半日が経った。
理由はリビルの体質だ。リビルの種族はリビングデッドでありドラキュラ同様日光が天敵なため昼間の移動は困難と判断したからだ。
「なァ…別に俺に合わせなくてもよォ…」
人間の俺とは正反対な活動領域だから俺が嫌々合わせていると思ってるのかリビルのテンションは心なしか低い。
どうも引け目を感じているみたいだ。
「ん?別に気にしてないって。それにさ…リビルのさっきの目は本物だと思ったから…」
要するに俺はリビルの本心に答えたいだけ。
「そうかァ…ありがとなァ…」
素直な礼と笑顔に心臓を鷲掴みにされたような感覚が走る。これが恋ってヤツか?
「そ、それよりとにかくローブか何かを見つけないとな。」
いくら好きで合わせているとは言え、流石に昼夜逆転生活は健康上よくない。
人の体って日光にあたらないと骨粗鬆症起こすらしいし。
だから全身を隠せるローブ的な物が欲しい。次いでにリビルの服も色々際どいし。
リビルの服って生前着てたものらしいからもうボロボロなのよ。チャイナドレスよりもスリット深いし、上着もタンクトップをヨレヨレにした感じたし。
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