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そんなことを考えていると…
｢はうあっ!?｣
突然首を絞められる感覚が襲ってきた。
―ローブが欲しいの？―
この世界に来たときにつけられた首輪からだ。
｢ファ、ファウナーなのか!?｣
―そうよ。私以外に誰がいるというのかしら？―
俺へと向けられる冷たい声音。どうやら今のファウナーは変身中らしい。
―ローブが欲しいんだったわね。なら用意してあげる。この先2㎞先に無人のログハウスがあるからそこに置いておくわ。―
え？何で態々そんな所に？今ここで用意してくれればいいんじゃ？
―貴方はなにもない平地にローブが突然現れるのをどう彼女に説明する気なの？創造魔法の概念が存在しないこの世界で。―
確かに正論だ。空から降ってくればまだ風で飛ばされたと言えばまだ済むかも知れないけどそれ以外は呑気な理由は通じない。寧ろ疑われる。
―解りましたか？では失礼します。あと…これから何か呼び出す時は毎度こうしますので。―
プツンと音が切れたように声が途絶えた。
てか毎回絞められんの!?
お兄さん不安でたまりません。
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