序章

2/2
前へ
/31ページ
次へ
独房に首枷と足枷をされた半裸の美少女が、倒れ込むように横たわっていた。 髪の長いぞっとするほど透明な肌。 そして心の奥まで覗きこまれるような瞳。 豊は初めてその少女を見た時、恐怖を覚えた。 豊は、この少女は普通の部屋では危険だと思い磁気を遮断してあるこの独房に移動した。 この少女は催眠ガスと象でも瞬時に眠らせる麻酔銃を打ち込んである。 独房から出して地球の磁気を浴びるとこの悪魔は覚醒する恐れがある。 だから、この独房から出すことは出来ない。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

143人が本棚に入れています
本棚に追加