1章,プロローグ

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あっさり納得するのかよ。と心の中で思った。そんなことは、まぁいい。“一応”このでかい声のツインテ少女を紹介しておく。 そいつは、蒼麻奏。僕の双子の妹だ。身長は、僕より小さい。しかし、胸はそこそこでかい。何の話だよ。そして根暗な僕に対して、こいつは元気はつらつ、他人とちゃんと喋れるため、僕より数倍友達が多い。僕なんて、右手で数え終わるのに……。 悲観していても仕方ないか。こう心の中で喋っていると、奏が、机の物を見て、 「兄ちゃん、前より絵のクオリティー上がってんじゃん。」 「まぁね。毎日書いてるし、弱点はいつもお前に言われてるしな。」 「なら、私のご指導の賜物だぁ~」 とニッコリ笑ってきた。まぁ、素敵な笑顔だこと。僕には、そんな笑顔無理だ。
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