The fan and Gilberto, the Devil

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少し身を起こして、彼女が持ってる携帯の画面を見て、固まった。 「ユエさん? これは?」 「かんのーしょーせつ。中々面白いよ?」 勉強にもなるしねー、との言葉に、僕は再びユエの胸に顔を埋めた。 これは、あれかな? ユエも欲求不満ってことなのかな? でも、抱き締めたりキスしたりが、今の限界だしなぁ…。 悶々と悩んでいると、扉がノックされる。 だけど僕は、返事を返さなかった。 「アオ、誰か来たみたいだよ?」 「嫌だ。激務でユエに触れなかった、イチャイチャ出来なかった。僕には、癒しが必要なんだ」
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