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朝の微睡みから覚めると、あたしの両腕が痺れていた。
「…あれ?」
右に青髪、左に金髪。
あたしの腕を枕にして眠っている。
「……ナズナー?」
呼び掛けて、思い出す。
そう言えば、視察にいってるんだった…。
あたしは軽くため息をつき、腕を動かして眠っている子達を起こした。
「シャナ、グンジョウ? 起きなさーいっ‼」
あたしの声で、二人が目を覚ます。
「「おはよう、お母様‼」」
「おはよ…ちょっとそこ退いてくれないかしら?」
シャナとグンジョウ。
あたしとナズナの愛の結晶で、双子だったりする。
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