144人が本棚に入れています
本棚に追加
「「ご飯っ‼」」
あたしから離れ、食堂へ走っていく二人に苦笑する。
元気なのはいいことだが、ちょっと落ち着きを持ってほしいと思う。
まぁ、五歳児にそれを求めるのはきついか。
「あの、王妃様」
「あぁ、ごめんなさい。この後の用事ですよね?」
あたしが聞くと、ニーナさんは頷いた。
「通常のメニューに追加で、技の練習もお願いします」
「二人には少々きついのでは…?」
ニーナさんが心配して聞いてくるが、あたしは首を横に振り笑う。
「むしろ、物足りないんですって。もっと動けるのに、途中で終わってつまらないと言ってましたよ」
最初のコメントを投稿しよう!