From that

9/51
前へ
/1426ページ
次へ
「はぁ…なら、いいんですが…」 「ニーナさんが二人の剣の師匠になってくれて、本当に感謝しています。ありがとうございます」 深々と頭を下げると、頭上から慌てた声が聞こえてきた。 「頭をお挙げください、王妃様‼ 私に下げる頭など…❗」 「感謝はちゃんと伝えなくちゃですから。それに、あたしがやると、スパルタになっちゃいますし」 実際、魔術の練習はあたしが時々見ているのだけれど、二人にはきついようで軽く泣きが入る。 そこまで扱いたつもりはないんだけど…加減が難しい。 「はあ…」 「「お母様、ニーナ、ご飯冷めちゃうよ❗早く早く‼」」
/1426ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加