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「七のバカ。バカじゃないけどバカ。」
「七ちんのバカ。海月の方がバカだけど。」
双子の文句の言いあいが始まったと思ったら喧嘩が始まった。
電話越しで喧嘩するな。
「切るよ。」
私のその一言に喧嘩が止み、海月が私に尋ねる。
「今まで、告白とかも七ことわり続けてたのに何で突然結婚。」
「それは…。」
伝えようとしたら手からケータイが消えた。
「僕がお願いしたんですよ。」
その声に振り返ると瀬尾さんが私の直ぐ側にいて私のケータイを持っていた。
驚いた私を気にせず、瀬尾さんが言葉を続ける。
「結婚して欲しいって。」
その言葉に真っ赤になる私に瀬尾さんは色気たっぷりの笑顔を向けた。
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