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「七夏さん?」
トリップしてた。
瀬尾さんに呼ばれ瀬尾さんを見ればスーツを着ていた。
イケメンは何を着ても似合うな。
あれ?
『そう言えば瀬尾さん仕事何してるんですか?』
「あぁ、声優だよ。 」
ん?
『声優さん?』
「うん。言い忘れてたね。それとはい。」
一枚の名刺を貰う。
名刺には、『月瀬 亮(ツキセ リョウ)』と芸名と本名の『瀬尾 亮治』が並んでおり事務所の番号とそれ以外に下にボールペンで書いたのか個人アドレスと電話番号が書いてあった。
顔を上げれば優しく頭を撫でられた。
「七夏さんは、奥さんだから困ったらいつでもかけて?出るから。」
その声は、つい甘えたくなる位甘くて優しい。
私は、頷いて瀬尾さんを見送った。
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