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お嬢様として長い人生歩んでいかなきゃならない中、
『親には言えないイケナイことをした』
という経験が自分を支える日が来るだろうことは分かる。
現に撫子賞を獲る前の『イケナイことをした経験』がどれだけ自分の支えになっているか。
今目の前にいるのは、過去の男達も忘れ去るような美しい男……。
こんな子と、甘い思い出を作ることが出来たら。
春乃はゴクリと息を呑み、頷く代わりに、そっと手を握り返した。
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