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「そ、そうだよね、気をつけなきゃ。
それよりこんな朝早くに北山瞬はなんだっていうんだろうね?」
その顔を直視できずに思わず目をそらしながらそう言った美優に、
「僕も不思議に思ってる。あいつは朝が弱いはずなのに」
「そもそも、こんな早朝ではなければならない理由ってなんなんでしょうね?」
と静流と弥生も不審そうに頷いた。
「音楽室に行ってもいなかったりしてな」
「大いにあり得ますわ」
「そうしたらボコるわ」
「って、美優さん!」
声を揃えた静流と弥生に、三人は顔を見合わせてクスクスと笑った。
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