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一方慶次は携帯の電源が落ち、パニックになっていた
嫌われたのかもしれない、もう二度とかのんが戻って来なかったら
流れ出る涙を堪えながらかのんの実家に電話する
数回のコール音で義母が電話に出た
「もしもし」
「ご無沙汰してます。慶次です」
「あら?慶次くん?どうしたの?」
「あの、かのん、そちらに行ってませんか?」
「来てないわよ~どうしたの?」
「すみません。喧嘩してしまって」
「そうなの?喧嘩するなとは言わないけどかのん、もうすぐ子供が産まれるんだから…」
「すみません」
「かのんから連絡来たら伝えておくけどもし、そっちに帰って来たら連絡するよう伝えてくれる?」
「はい。分かりました。ご心配おかけして本当にすみませんでした」
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