衝動

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ふて寝。 そんな俺の姿を壁に背中を預けたまま成田が固まっている 「なにしてんの」 早く来いよ。 そう口には出せないから、成田のほうを見てそっと足首に指をはわす。 本当は引き寄せたいのに、やせ我慢 ――なんか、俺だけばっかりだろ 「……」 身動きひとつしない成田と、視線が交わる ――黙ったまんまの、成田。 「あいてるけど? ここ」 我慢ならなくて、足首を触っていた手をはなして、狭いベッドに手を広げる な、の、に。……だ 「……あ、シャワー」 はぁ? 「朝に一緒に入ればいーだろ。早く。ねみーの」 何なんだよお前 イラついてそう言い返したら、パフっと胸に飛び込んできた成田。 おま…… 毎回、反則。 その行為に、無意識に唇を重ねる。 あー……。 まいる。
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