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男なんて夢ばっか見て酔いしれて
理想の中で、――生きている
そんなもんはわかってるから、逆に何も口に出来ない
格好悪くて
成田に――いい格好ばっか、見せたくて
――静寂の中、時間は過ぎていく
情けない事に
感極まって、全く寝付けない
というか、物足りない。
そしたら成田が、急に
ゴソゴソしはじめた
なんか、感じる、視線?てやつ。
瞳は閉じてるけど、なんか……感じる。
しばらくして、また
――ゴソゴソ。
お前まさか、また自分の部屋に帰ろうなんて、してないだろうな?
「何してんの」
「――っ」
俺が声をかけたら、ビクッ!!と、成田の身体が飛び跳ねた。
「あっ……っ!?」
許さぬ。
ぐわっ!!と成田の身体を持ち上げて、自分の身体の上にのっける。
「なっ」
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