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それが――引き金になって
俺の中にあった不満が一気に弾けとんだ
成田は何も、変わっちゃいない
甦る、過去の記憶
――よせばいいのに、身体が無条件で成田をそう扱ってしまう
俺で満たされて
俺の為に歪むその表情が
俺を満たす
もっと、俺でいっぱいになればいい
どうにか逃れようとする身体がこざかしくて、成田の両足の隙間に足を入れて身動きがとれないようにする
そのまま自由を奪うように、膝で持ち上げる
「――い、ち……」
「黙れ、って」
また、唇を塞ぐ。
泣きそうな声に、少しばかり残った理性がもうなくなってしまいそうなギリギリのライン
成田のスーツの下のシャツの釦に、指先をかける
「――」
あらわになった肌に指先を沿わせて、下着から肌をむき出しにする
「――や」
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